『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』初見感想|ストーリーも綺麗なアニメだった

10/29と11/05の金曜ロードショーで『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を放送すると聞き、「そういえば去年再放送してたやつ録画しただけで見てなかったな…」と思い出したので金曜ロードショーで放送される前にTVアニメ全13話を見ました。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の見る前の印象は

  • 京アニだから
  • 作画が綺麗で
  • 人気

くらいの認識でした。

オタクって作画が良いだけで過大評価しがちなので、ストーリー重視の私は、「絵が綺麗なだけのアニメなんだろうなぁ〜」とかなりの偏見を持っていました。

あとは、主人公らしき女の子がお人形みたいに綺麗な顔立ちなのと、ガーデンって言葉に引っ張られて「お嬢様が花いっぱいの庭園でのほほんと紅茶とか飲んでる話なのかな〜」とか勝手に思ってました。

有名?な水面の上を歩いているシーンも、ただのお嬢様のお戯れかと思ってました…

でも実際に見てみると、作画が綺麗なのはもちろん、ストーリーもとても綺麗だし、ストレートに“泣けるアニメ”だったので正直かなり驚きました。

てか『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』って主人公のフルネームだったんかい!!

『NARUTO』とか『半沢直樹』みたいなタイトルの付け方だったことに驚きが隠せないです……が、これは少佐が彼女に与えた大切な名前……その名が似合う人になってほしいという願いが込められているからこそ、名前そのままのタイトルになったんじゃないかな…とかこれだけでもういろいろ考えちゃいますね……

ストーリーは簡単に言えば、

今まで道具として生きてきた少女が、少佐から言われた「愛してる」の意味を理解するために自動手記人形として働き、人を結ぶ手紙を通じて道具から人間へと成長する物語。

なんですけど、成長したり、心境変化していったのは主人公のヴァイオレットだけじゃなく関わった人たちも彼女に影響を受けていったのが非常によかったです。

TVアニメは1話完結型だったので見やすいなと思ったし、1話ごとに物語があって、その登場人物1人1人に様々な思いがあることを強く感じることができて感情移入しやすかった。

ヴァイオレットは手紙代筆の経験を重ねていくごとに人の想いに触れて少しずつ感情への理解度が上がっていき成長する。

一方で依頼者たちも、ヴァイオレットの裏表のないストレートな言葉に驚きつつも、背中を押されて前へと成長していく。

誰もが主人公だし、誰かにとっての自分は大切な人になってるのかもしれない。そんなことを思わせてくれるような話がたくさんあってすごく良かったです。

1話のときはあまりにもヴァイオレットが無感情すぎて「この子本当に感情取り戻せんのか…?」って思ってたんですけど、終盤はむしろめちゃくちゃ感情豊かになってたのでびっくり。ヴァイオレットは普通に生きてたら表情がコロコロ変わるような感情豊かな子になったんじゃないかな……

全13話どのシーンももれなく良かったから金曜ロードショーで「特別編集版」になってるのかなり勿体無いなぁって思います。金ローって2時間くらいでしょ?TVアニメ全13話をたった2時間に凝縮verでしょ?どこカットすんの???

金ローで初履修する人には是非TVアニメ13話分も見ていただきたい所存です……どっちも見るのが多分1番楽しいです……

あと、次の週は外伝っていう映画化された話が放送されるのね……そっちは見れてないからそれは金ローで履修するか。

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