映画『劇場版名探偵コナン天国へのカウントダウン』
見た人はわかると思うんだけど、終盤の少年探偵団がビルから車に乗って脱出する際の灰原哀ちゃんがカウントダウンする時の声がめちゃくちゃ好きっていう話。
灰原哀ちゃんの印象
灰原哀ちゃんはクールで大人びてる印象だけど、
”小学1年生灰原哀”としては年相応の可愛らしい高めの声だなと
キャラクターのイメージを自然にインプットしていた。
そんな印象で見る天国へのカウントダウン
※初見ではないです。
車で隣のビルに飛び移る際にタイマーを見ながらカウントダウンをする哀ちゃんの声は、
いつもより低めのハッキリした声で、
普段の哀ちゃんを知ってる人からしたらドキっとしちゃうような場面だと感じた。
カウントダウン中の哀ちゃんの声
車に乗ってるコナンくんたちに聴こえるように大きな声を出してるからかな
とか、
林原めぐみさんの声が素敵だからかな
とか思ってたんだけど、
それだけでカウントしてるだけの声にこんなにとらわれないんだよ。
じゃあ何でこんなに惹きつけられるんだろう?
と思っているところで、
哀ちゃん…歩美ちゃんに残りの30秒のカウントをバトンタッチするはずなのに
やめないんですよ。
確実に車でビルに飛び移るためなんて言って犠牲になろうとする、
つまり死のうとしてた。
自分はこのカウントダウンの後に確実に死ぬから子どものフリをする必要もないし、
死ぬ覚悟を自分に言い聞かせるような気持ちでカウントダウンしてたなら、
そりゃ確実に記憶に残るような声にもなるよな、と思った。
ここでふと思い出したんですよ。この映画のタイトルって『天国へのカウントダウン』じゃんって。
哀ちゃんによる天国(=死)へのカウントダウン
ああここでタイトルの回収かと理解できるんですよ。
でも、元太の米粒発言やら光彦の手を離しませんよやらがあって
助かることになるんですけど、
ここで最も重要だったのが歩美ちゃんのカウントダウン。
哀ちゃんの死へのカウントダウンが、歩美ちゃんによる生還へのカウントダウンに変わった。
天国って死後の世界を指すけど、快適な環境や楽園を意味する言葉でもあるんだよね。
元太、光彦、そして歩美ちゃんの手によって、
天国(=自分を必要としてくれる環境)へのカウントダウンに変わった。
そんな2つの意味を含めた
『天国へのカウントダウン』
っていうタイトルになったんじゃないかなと推測できる……
コナン最高ーーーーーー!!
…………この記事でコナンくんの話、1回もしてないわ