『劇場版少女⭐︎歌劇レヴュースタァライト』の前に上映していた
再生産総集編『少女⭐︎歌劇レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド』
公開時期が忙しかったこともあって、
“再生産総集編”ってことは、TVアニメの総編集?調べてみたらそうっぽいから今回はスルーでいいかな。
なーんて思ってたのが間違いでした。
『劇場版少女⭐︎歌劇レヴュースタァライト』を観て気持ちが高ぶってる中でロロロを見てみたら終盤でびっくり。
- 舞台少女の死
- ワイルドスクリーンバロック
- 「私たちはもう舞台の上」
えっっっそのワードここでもう出てたの!!?
ホント惜しいことした。
映画館で観たかった。
映画館で観たかったし、このワードを元に劇場版公開前に予想とか考察とかしたかったよ。
この事実が1番の衝撃だったけど、他にも思ったことがいっぱいあってだな……
結論から言うと、ただのTVアニメ総集編じゃなかったってこと。
「TVアニメ版見たことないけど、総集編あるからそっちだけ見ーよお♪」
みたいなことをしてたらめちゃくちゃ後悔してたと思う。
まさかの冒頭で大場なな
TVアニメ1話の冒頭は戯曲『スタァライト』の導入からの華恋の目覚ましが鳴るシーンから始まる。
でもロロロでは、まさかの冒頭で大場なな登場。キリンと会話したあの場所に1人。そして
確かにあの日見たんだ 弾けた星のキラめき
とつぶやく。
これはTVアニメのOP『星のダイアローグ』の歌詞で
この歌詞って彼女たちそれぞれが舞台少女になったきっかけである“ある舞台”を示してるんじゃないかなって個人的に思ってて、それを踏まえての大場ななから発したその歌詞は、TVアニメ視聴済の私からしたらめゃちゃくちゃ意味深だしゾワゾワした。
いいよ…このゾワゾワが好きでスタァライトを見てるんだもん。
そして
「待ってたよ」
その後に暗転。
ここからTVアニメの総集編がスタート。
本編前に大場ななが出てきたのがだいぶデカい。
これだけで初見で見る本編の印象が180度変わってしまう。
TVアニメ視聴済勢は
「わーーーー!いきなり大場なな!総編集やりおる……」
ってなるけど、これがもしTVアニメ未履修の初見だったら
「え……この子超重要人物…?注目して見とかないと……」
ってなっちゃうわけ。恐ろしい罠。
本編中盤で無害そうでノーマークだった大場ななへの印象がガラリと変わるあの瞬間が最高に楽しいのに、それを味わえないのはもったいなさすぎる。
もちろん、最初から注目して見てても、まさか彼女が時間をループしてるとは思わないだろうからそれはそれでカタルシスを覚えられるんだけど……
それに、ロロロの本編はTVアニメの総集編だからカットされてるシーンをもちろんあって……
あーーー!TVアニメ版見直したい!カットされてるシーン見ないなんてもったいない!
と思うし、チャプターの合間合間に大場ななさんとキリンのやりとりも新規で追加されてるし、
それに、なんといってもTVアニメにはなかった第100回聖翔祭『スタァライト』の公演が見れた喜び。
愛城華恋がフローラで神楽ひかりがクレールを演じる『スタァライト』を、私たちも観ることができた。
愛城華恋と神楽ひかりの『運命の舞台』を観ることが、ここで叶った。
やっぱり舞台上でキラめく彼女たちは眩しいね……
なんて感動してるところで最初に書いてた
・舞台少女の死
・ワイルドスクリーンバロック
・「私たちはもう舞台の上」
突然の画面転換に開いた口が塞がらない。
途中、大場ななさんがスカートを広げて、今まで勝ち取った上掛けのボタンを見せる演出はワクワクしたけど……
あーーー!これ、劇場版を観る前に観てたら、絶対劇場版を観た後の印象違ってただろうな〜ホントに悔しい!
ロンド・ロンド・ロンドは大場ななの物語
この再生産総集編の副題である「ロンド・ロンド・ロンド」。
日本語で書くと輪舞。
実は大場ななさんの武器の刀の名前が『輪』と『舞』なんですよね。
二つ合わせて『輪舞』。これだけでもう鳥肌が立つ。
『輪舞』『大場なな』から連想できるものってやっぱ第99回聖翔祭の無限ループなのよ。
行って戻って来る円。
実際、大場なながループしてる時の描写がTVアニメの時は横線の時間経過図だったのに対して、ロロロは円での経過図になってた。
それにタイトルロゴの『ロ』が円くなってるし……しっかり小ネタが仕込まれてる。
つまり、大場なな視点の物語。
TVアニメ版とロロロは全く違うものだと思った。
そんな私が言いたいことは、とにかく
TVアニメ版だけ見ればOKとか
ロロロだけ見ればTVアニメ版は抑えなくてOKとかは絶対おすすめできない。
どっちも見ろ!!!!
『少女⭐︎歌劇レヴュースタァライト』関連を知識0から見るなら
- TVアニメ『少女⭐︎歌劇レヴュースタァライト』
- 再生産総集編『少女⭐︎歌劇レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド』
- 『劇場版少女⭐︎歌劇レヴュースタァライト』
この順。
結局は公開された順で見るのが1番楽しいのよ。